修理に使う液晶パネルの種類について①

町のスマホ修理店を見ていると、「純正品使用!」や「AAA品質のパネルを使用!」など色々な売り文句が並んでいます。

 

何がどう違うのか、ダラダラ長々と説明させて頂きますのでお店を選ぶ際、修理屋さんに使用している部品を確認する事をオススメします。

 

 

【民間修理業者が修理に使う液晶パネルの種類について】

これは大きく分けて3つに分類されます。1つは純正品、2つ目は純正液晶リサイクル品、3つ目はコピー品です。

 

「純正品」

Appleの純正品。とはいえ基本的に純正の液晶パネルがAppleから流出することはありません。じゃあ何故修理屋が純正品を扱えるのか? 実はAppleへ液晶パネルを納入する際に不良品が出たロットは例え他の液晶が良品でも全数Appleが納入先につき返してしまい、さらには二度とそのロットが納入出来ないようになっています。

 

この行く先を失った液晶パネルが市場に流れ、修理屋さんが使う純正品となります。デメリットとしては高いという事、そもそも不良ロットなので品質に疑問な面もある。全体数は少ないですが、中古iPhoneから取り外した物や、工場で作業員が盗んだ部品が市場に流れるという噂もあるようです。

 

 

「純正液晶リサイクル品」

ガラスが割れただけで、液晶やタッチに問題が無いパネルはリサイクルが可能です。割れたガラスを専用の機械で剥がす→洗浄→圧着などの面倒な工程を経て、まるで新品のパネルに生まれ変わります。このリサイクル品を純正パネルと謳っている修理屋さんも多いので、リサイクルの純正品なのか新品の純正品なのか確認した方が良いでしょう。

 

メリットは、純正の液晶でありながら純正品に比べると安い点。デメリットは、若干価格が高い点と壊れやすい点です。

 

特にiPhone6S以降の端末はホームボタンの動作に必要な薄っぺらくて今にも千切れそうなケーブルが液晶パネルに組み込まれています。液晶を新品にリサイクルする作業は人、というか主に中国の方がアナログでやっています。加えてリサイクルパネルをさらにリサイクルして・・・という見た目は綺麗でも中はボロボロ液晶パネルもたくさん流通しているので、案外壊れやすいのです。

 

 

「コピー品」

当店では主にサードパーティー製のパネルを使用しています。コピー品って言うと、なんだか胡散臭くなるのでサードパーティー製と呼んでいます。

 

価格が安く品質が数年前より安定してきたこともあり、このコピー液晶を使用している修理屋さんが現在は多いです。

 

「AAA品!」と謳っている部品の多くはこのコピー品ですが、そもそも統一した基準は無いのでお店の主観です。そのお店が「これはAAA品だ!」と思えば質が他店と比べて悪くてもAAA品です。よそはよそウチはウチ理論なのであまり鵜呑みにしなくて大丈夫です。

 

メリットは当然安いこと、デメリットは純正と比べて色味が違う場合があることや、そもそも液晶パネルの作り方が違うという点です。

 

20代以降の方にしか分からない話ですが、スーパーファミコンは任天堂だけどコントローラーはHORIの連射パッドを使っているような物だと思っていただければ結構です。

 

実はこのコピー品の中でも違いがあるのですが、この時点でかなり長々と書いてしまったので改めて書かせて頂ければと思います。